無口な上司の甘い罠
6.月日が経つのは早いもので
…それからは、お互い、仕事だけに集中して。
約束の3年が来た。
…それなのに、瀬名からは帰ると言う言葉が全く出てこない。
…もしかして、このまま北海道にずっといるつもりなのか?
そんな不安が押し寄せる始末。
「お前の考えすぎだって」
そう言って肩を叩いてくれるのは隆盛。
「…だって、たまに帰ってきても、全然そんな素振りすらないし」
そう言ってうな垂れる私。
「・・・ちょっと、2人とも近すぎはしませんか?」
そう言って怒っている女子社員が一人。
「…またお前か、矢代」
そう言ってあきれ顔で矢代と言う女子社員を見下ろす隆盛。
「あら、真紀ちゃん、ゴメンね、隆盛を取ってるわけじゃないから」
そう言って弁解する私。
・・・矢代真紀ちゃんは今年の4月から入った新入社員。
小さくてかわいらしい容姿、でも。
何でもハッキリ言うしっかりした女の子。
…もうお分かりだろうが、真紀ちゃんは隆盛が好きだ。
大好きで仕方がない。私が隣にいる事さえ、ヤキモチを妬く。
約束の3年が来た。
…それなのに、瀬名からは帰ると言う言葉が全く出てこない。
…もしかして、このまま北海道にずっといるつもりなのか?
そんな不安が押し寄せる始末。
「お前の考えすぎだって」
そう言って肩を叩いてくれるのは隆盛。
「…だって、たまに帰ってきても、全然そんな素振りすらないし」
そう言ってうな垂れる私。
「・・・ちょっと、2人とも近すぎはしませんか?」
そう言って怒っている女子社員が一人。
「…またお前か、矢代」
そう言ってあきれ顔で矢代と言う女子社員を見下ろす隆盛。
「あら、真紀ちゃん、ゴメンね、隆盛を取ってるわけじゃないから」
そう言って弁解する私。
・・・矢代真紀ちゃんは今年の4月から入った新入社員。
小さくてかわいらしい容姿、でも。
何でもハッキリ言うしっかりした女の子。
…もうお分かりだろうが、真紀ちゃんは隆盛が好きだ。
大好きで仕方がない。私が隣にいる事さえ、ヤキモチを妬く。