無口な上司の甘い罠
「はぁ~~~、よく寝た」

あれだけ飲んだにもかかわらず、二日酔いになってない。

自分で自分を褒めてあげたい・・・なんて。


ムクッと、起き上がった私は、ベッドから起き上がった。


「・・・・・・」

まさかの下着姿に、目を丸くする。

・・・ま、一人だし、いいか。



・・・・・・、全然よくない。


私はまた急いで、ベッドの中に潜り込むなり、

目だけを布団から出して、まるで見てはいけない物を見るように、

ベッド横を凝視した。


・・・な、なんで、ここに宮本部長がいるのだろうか?

・・・もしかして、私酔った勢いで?!

そう考えただけで、かぁ~~!と顔が熱くなり、また布団をかぶった。


・・・いや、待てよ?


数秒後、また目だけを布団から出すと、宮本部長を注意深く見た。

…スーツ姿だった。

・・・こんな格好で、イヤらしい行為など無理だろう。

思わず深い溜息をついた。
< 37 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop