お見合い 宏太朗 Ver

日曜日

それから4日経った日曜日の22時。


「ちょっ?!な、何?!」
「今日泊るだろ?」

泊るだろ?!何だそれ。

又々病院の駐車場。
今度は梓の車に無理やり乗せられ、そのまま向かった先は何度か来た事のある梓の実家だった。

最近の挙動不審振りを指摘するもその返事は曖昧で、なぜかリビングのテーブルに用意されていたサンドウィッチを梓に勧められ、いつの間にかスープも用意され、結局そのままそれが夕食になった。

「梢いるだろ?」

梓がそう切り出したのは突然だった。

「・・・あぁ」
「会ってみたいだろ?」
「・・・あ?」
「明日会わせてやる」
「・・・はぁ?」

又急に。
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