絶体絶命!死のバトル

考えが、とりあえずまとまった。

時計を見るともうギリギリ。


あたしは家中の戸締りをもう一度確認して、家を出た。


そういえば、なんで机の上に手紙が…。
朝イチでポストを見にいっていたのに。

なんでだろう…

勝ち抜き制首取りゲーム…
首取りゲームとするとして、このゲームの一部として分かっていないのだから、考えてもしかたない。


でも、つい考えてしまって…。
三時間目も終わり、どうせ、分かる授業にでるよりも、家で暇つぶしした方がマシかもしれない。と、そう考えたあたしは、勝手に早退して家へ戻った。


「本当に…なんなんだろう」

謎だらけのゲーム。
恐怖こそないが、どうしても気になってしょうがない。

はやる気持ちを抑え、お風呂に入った。

どうせ、今日は学校に行かないのだからさっさと寝てしまおう、という魂胆からだった。


寝た方が、明日も早く来る。

明後日も…きっとすぐだ。


あたしはいつもは飲まない強力な睡眠薬を服用した。
こうでもしないと、眠れない。


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