絶体絶命!死のバトル
過去
*
*
*
「ねぇ、優香。今度遊ばないー?」
「いいよっ。いつにしよっか!」
今(16歳)から、二年前。
中学二年生だったあたし。
今でこそ、いないけど…
その頃は、親友と呼べる友達がいた。
立川 優香。
部活は同じ吹奏楽部に入り、常に行動を共にしていた。
小学校からの付き合いで、学力にもあまり差はなく、一緒の高校に行く事も約束していた。
…あたしは、優香が大好きだった。
優香以外の友達もいたけど、何より優香を優先させた。
思えばその頃は、成績も悪かったっけ。
いつものように、笑いあいながら部活に行った。
初めてできた後輩と、優香と、一緒にフルートを吹くのが楽しかった。
もう先輩は引退していて、フルートパートはあたし、優香、後輩が一人。
後輩は凄く明るくて、「道香先輩!」と、可愛らしい笑顔を見せて話しかけてくれる。
殆ど優香中心だけど、幸せな学校生活。
そんな生活に、亀裂が入りはじめた。
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「ねぇ、優香。今度遊ばないー?」
「いいよっ。いつにしよっか!」
今(16歳)から、二年前。
中学二年生だったあたし。
今でこそ、いないけど…
その頃は、親友と呼べる友達がいた。
立川 優香。
部活は同じ吹奏楽部に入り、常に行動を共にしていた。
小学校からの付き合いで、学力にもあまり差はなく、一緒の高校に行く事も約束していた。
…あたしは、優香が大好きだった。
優香以外の友達もいたけど、何より優香を優先させた。
思えばその頃は、成績も悪かったっけ。
いつものように、笑いあいながら部活に行った。
初めてできた後輩と、優香と、一緒にフルートを吹くのが楽しかった。
もう先輩は引退していて、フルートパートはあたし、優香、後輩が一人。
後輩は凄く明るくて、「道香先輩!」と、可愛らしい笑顔を見せて話しかけてくれる。
殆ど優香中心だけど、幸せな学校生活。
そんな生活に、亀裂が入りはじめた。