絶体絶命!死のバトル
このテスト…、

いける。


そう確信していたあたしは、自分の満点を疑わなかった。


一番にテストを出し、一番に退出。

…こんな動作にももう慣れたけど。



あたしは、勉強だけが…、取り柄なんだ。

これで負ける訳にはいかない。

あたしは、皆の待つ待機室へ向かった。


一人、ポツンと、広々とした廊下を歩く。


その時、パッと頭に浮かぶ広也の顔。

“会いたい”脳が勝手に思ってしまう。

欲望には逆らえず私は足早に待機室へ。



私は、浮かれていて気が付かなかった。




…____


その時鳴った、





銃声に。





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