絶体絶命!死のバトル
*広也side


待機室で俺達は、道香と明日美の帰りを待っていた。


三回目……___


次は俺か。

実は俺は……。


道香に、想いを寄せて居る。


今まで、何人かと付き合ったが、こんなに優しくてしっかりしてて、すこし強がりな…でも、弱さもあるような。

そんなあべこべな道香を、無意識に目で追っていたんだ。

でも、道香はきっと、俺なんかに興味もないんだろうな。


…あー、今も道香に会いてぇ。


そんな呑気な事を考えていた時だった。



「…なぁ、皆。聞いてくれないか?」



青斗が、真剣な目で、俺達を見ていたのは。

その目に、応えるように、俺と伊織は青斗をしっかりと見据えた。


「…俺さ。わかんなくなってきたんだよ。……全部が。」

「……え?」


いきなりの事に、ついていけない。
そういったように、伊織は疑問の声を発した。


「…もう、俺なんか居たって、迷惑かけるだけなんだよ…___。」




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