絶体絶命!死のバトル
あたしが、名前を作ると案内人は、とても気に入ってくれたようだ。

「アーテ…。ありがとうございます、道香様。」

案内に…アーテは、微かに頬を緩めた。
優しい顔もできるんだ…と、密かに感じていた。

「あ、早速本題に入りたいの。色々聞きたい事があるわ。いい?」

「えぇ、どうぞ。」と、アーテは頷く。


「まず、先に、あなたはイベント中、あたしの側にいてくれるの?」

「勿論居ます。けれど…人前での実体化は体力を使うのでこのペンダントを差し上げます。」

あたしに渡されたのは、水色のキラキラした星のペンダント。
星にはパールで縁取りしてあって、後ろには、なにやらマークが削ってある。

「これで、私をいつでも呼び出せます。呼び出し方は、このペンダントに向かって私を呼んで頂ければ大丈夫です。」


「ありがとう。じゃあ、あなたの事は後でも聞けるわね。その他に…。この大会は、なんなの?」

アーテは、予想通り、と言う様に軽く微笑む。

「それは、後で説明されるので、今話しても時間の無駄です。他には?」


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