絶体絶命!死のバトル
「六人揃いましたか?では、10分で、自己紹介と、グループのリーダーを確認してください。リーダーは、一番の難関高校に通っている人です。」
そう司会者がいうと、あたし達、緑グループは、すぐに円になった。
こういうところが、頭の良い人の長所。
「まず、リーダー確認しよう。一人一人高校名を。」
一人の男子が、問いかける。
その男子から順に言っていく。
あたしは、最後だ。
あたしの前の人が、高校名を言うと、グループから、おお!っと声があがったけど…
あたしの通う高校より二校くらい格下。
「じゃあ、リーダーはこいつになるかな。あ、最後、言って」
「あ、はい。あたしの高校は…」
高校名を言う。
どよめきは起こらない。
ただ…。
驚きが伺える表情だ。