絶体絶命!死のバトル
「じゃあ、最後。テストの部屋にいる…銃を持った兵士は何なの?あたし達を殺そうとしてるわよね、あきらかに。」
青斗がそれで殺されそうになったのだ。
それから、大量の兵士がやけに気になるようになった。
「それは、カンニングを避ける為です。万が一カンニングをしたとなると、兵士に抹殺されます、確実に。」
そして、アーテは此方に向き返った。
「道香様が持っているメモ用紙。それを会場へ持ち込んだら、カンニング疑惑を持たれてしまいますよ。」
「嘘!?どうしよう…」
あたしが迷っていると、アーテは紙をあたしの手から取り、懐にしまう。
「ありがとう。良かったぁ」
あたしは、笑顔を見せる。
昨日から、不思議と、アーテとは初めて会った気がしない。
それくらい、親しみが持てる。
あたしは、アーテを信頼できる。