絶体絶命!死のバトル
「もうやめろ、道香」
「そうだよ、やめて…道香が殺されるなんて、嫌だよ…」
あたしを止める広也と明日美。
後ろで青斗と伊織も、心配そうにあたしを見てる。
「…わかった……」
全然わからない。
なんでこんなの、受け入れないといけないの?
どうして殺されないといけないの?
そんなの。わかるはずない。
…違う、分かっていいはずかない。
殺される事に、理由なんて関係ない。
「あぁ、それから。グループの数が15になり、二つにわれないので、どこかのチームが3グループでやって頂きます」
なんなの…こいつらは。
こいつらの快楽の為にあたしたちは…
手のひらで、転がされているだけだ。