絶体絶命!死のバトル
「では…、改めてゲームを開始します。リーダーは案内人を出してください。」

はじめ!

威勢のいい声から始まるゲーム。

あたしは、即座にアーテを出す。

「今日の部屋は、“す”部屋です。教科は国語。明日美様の得意教科です。」

「え…、なんて知ってるの?」

「私には皆様のデータが入っているのです。明日美様と、道香様が三番目がよろしいかと。」

アーテが決めた三番目。
これには皆が納得した。

そして…青斗は理数系なので、一番目。広也と務める。
伊織は文系なので、二番目。
あたしが、ここで、美咲の代わりを…務める。


“す”部屋に移動して、広也と青斗がドアの目の前に行く。

「あ…、カンニングとみなされたら、殺される…そうよ…。気を付けて…」

あたしは絞り出すような声で広也と青斗に言った。

二人は驚いた様子だったけど、頷き、手を振って部屋に入った。

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