絶体絶命!死のバトル
そして…一番目の広也と、青斗が部屋に入って、10分が経った、その時だった。

…バンっ!!!

銃声が、聞こえたのは。

まさか、広也と青斗が…。

それとも、相手グループか…。


あたしは、不安で落ち着かない。
最悪、青斗か広也だったら、テストはどうなるのだろう。
相手グループの不戦勝?

一回戦だけは、負けになるとか?

…どちらにしろ、不安を和らげる事はできない。

それから…50分が経とうとしていた時。


キィ…

微かに、扉が開く音がした。
あたしは顔をあげて、出てきた人を確認する。

…広也だ。

「…っ!良かった…。広也、無事だったのね…。青斗は?」

すると、後ろから青斗が顔を出す。
…とても、顔色が悪い。

「ねぇ、銃声は、なんだったの?」

あたしが聞くと、二人は、首をふる。


< 46 / 218 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop