絶体絶命!死のバトル
「も…やめ…ああっ」
骨を切る所まで…
想像してしまう。
ガリガリって音が今にも聞こえてきそうで…
想像したくなくても、嫌でも頭が想像してしまう。
あたしは気分が悪いまま、ホテルに向かった。
もう10時になっていて、お母さん達も起きている頃だろう。
顔が真っ青になっていそうだ。
今にも吐きそうになってくる。
首にノコギリが触れた時。
きっと、鉄の冷たさが首に届いただろう。
少し力を加えられた時。
皮や肉のせいで、ぶにょぶにょ…と、気持ち悪い感触を味ったはずだ。
…もう、この時点で痛かっただろう。
この先は…もう、ダメ……。
気色悪すぎて、声も出ない。