絶体絶命!死のバトル
「それ、あたしが今いる国の図書館に載ってたの。通り魔みたいな無差別反抗らしいよ。」
「ひでーな…、でも、この首取りゲームと、関係があると言われれば納得できる。で、無いと言われても、納得出来るよな?」
青斗が言う。
…確かに、青斗の言う通りなのだ。
「ない」と言う確信もないし、「ある」と言う確信もない。
「まぁ…、これだけじゃ分かんねーよな。」
広也が頭をかいた。
「ごめんね、何も役にたてなくて。あたし、その事件について調べてみるよ。外国の事なら、外国の方が詳しい資料があるでしょ?」
あたしがそう言うと、広也と青斗は頷き、「じゃあ俺達は遺族とか…当たってみるよ」と、言ってくれた。
「じゃあ、私達は水川穂乃の事件とか、色々調べてみるね。」
と、明日美と伊織。
考えてみれば…
最初は全然仲良くなんかなくて、団結なんて言葉、全く付かないくらいまとまってなかった。
…でも。
今は、違う。
皆、一人一人が
仲間、なのだから。