あの光に届くなら
プロローグ
目を開ければ深い暗闇のように真っ暗な世界。
私は今生きているの?
私は何のために生まれてきたの?
私は誰かを幸せに出来た?
ねぇ。誰か教えてよ。
_…神様は意地悪だね。
私なんかいない方が良かったのにさ。
いたって人を困らせるだけ。
もうあの時のようには戻れない。
でも…ひとつだけ言いたいことがあるんだ。あの時の自分に。
今のようになってはいけないという事を。光を失わないように…とね。
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