花びら1まい



「はあああああ?!
それでかっこつけて『中学校では必要性を感じない』なんて言ったの?!
ばか!ほんっとばか!救い用のないくらいのばか!」


現実の世界へもどって、給食の時間であります。


「だってそうとしか言えないじゃんか」


「もう!そこはもう『ほしいよ、あなたが』って言わなくっちゃっ!」


語尾にハートが飛んでるのは見なかったことにしよう。
結構キツイから。


「言えるわけないでしょばか」


「ばかに言われたくないわ。どあほ」


どっちにせよばかなんじゃん、ばか。
とは心の中で言っておいてやった。絶対これ永遠につづくでしょ!


「てゆうか昼休みどうすんよさ」


「ばっくれ「失礼しま〜す」え?」


「松坂〜昼休み職員室忘れんなよ?」


「「...........」」


やっぱりわたしの昼休みはなくなるようなのです。
< 20 / 32 >

この作品をシェア

pagetop