Love for you.
 「責任者と指揮者の希望はなし、かあ。じゃあ次。伴奏やりたい人は?」



 私は思いきって手を挙げた。



 「ほかにやりたい人は?」



 誰も挙手しない。



 「じゃあ、伴奏は城本にお願いします。」



 「もう一度訊く。責任者や指揮者をやりたい人はおらんかあ~?」



 少しの沈黙の後、



 「はい。責任者します。」
< 10 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop