私の彼氏は無関心な僕系男子
「島野に…嫌われちゃった」
「ちょ、場所変えよ?ね?」
「純香…」
「今日は授業さぼっちゃおっか!」
「……うん」
純香のそのいたずらっぽい笑顔に、少しだけ救われた気がした。
+++
「ここなら誰も来ないでしょ」
純香が連れてきてくれたのは、旧校舎の裏庭。
移動教室以外、めったに来ない。
しかも裏庭だから、なかなか人は来ないと思う。
「それで?なにがあったか話してごらん」
「あ、あのね…」
私は、昨日あったことや、最近の心情の変化。
包み隠さず純香に話した。