私の彼氏は無関心な僕系男子
「今だって、嫉妬で気が狂いそうなんじゃない?」
「あいつっ…」
後ろから純香のそんな声が聞こえる。
でも、ここで言い返せなかったら、きっと何も変わらないんだ。
「そんなこと、ないよ。
私は島野が幸せならそれでいい。
だから、私は可哀想じゃないし。別れたこと、後悔してるわけじゃない」
ちょっと無理やり言ってるように見えるかもしれないけど。
でも、きっとこれが私の本音なんだ。
「な、何言ってんのよ!強がってんじゃないかよ!
本当は、みじめな気持でいっぱいなくせに!」
「-っ」
ぎゅっと拳を握りしめる。
…もう、やめて。