私の彼氏は無関心な僕系男子
「絢斗様の好きな人なら、心から祝福するわよ。
……それに、絢斗様には敵わないかもしれないけど
私だって花風さんのこと大好きなのよ?」
蒲原さんの笑顔は、今までみたなかで一番の笑顔な気がして。
なんだか、泣きそうになった。
「あ、えっと……」
「絢斗様を泣かせたら承知しないんだから」
「わ、私が泣かせるの…?」
「ふふっ、冗談よ。
じゃあね、私は部室に戻るから」
手をヒラヒラ降って、蒲原さんは去っていった。
島野ファンクラブって…どんな活動してるんだろ……。
今度ちょっと、顔出しても怒られないかな?