私の彼氏は無関心な僕系男子
一人でいるのに慣れてはいたけど、やっぱりうれしいものだな、って思ったんだよね。
『あ、あと、島野』
まだ何かあるのか?なんて疑問を感じていた時。
花風さんは僕の前髪を自分の手であげた。
…は?
『ずっと前から思ってたんだけど…うん。こっちのほうが絶対いいよ』
なんて無邪気な笑顔で笑うものだから、僕の心臓ガラにもなく暴れだした。
…不意打ちはずるいでしょ。
その日以来、気づけばいつも花風さんを目で追ってた。
勉強ははもともと得意だったから、なんとか花風さんの志望校知って、同じ高校にも入った。
…ほんと、ストーカーみたいだな。
我ながら気持ち悪いと思いつつ、やっぱり好きなのはやめられなくて。