私の彼氏は無関心な僕系男子
譲る気はない
「し、島野…そろそろ離し…「嫌だけど」
…もうっ……!!!
知らないでしょ!さっきから心臓が破裂しそうなんだって!
なんかずっと抱きしめられてるし、しかも…
島野、私服ですんごいかっこいいし…。
いや、すっごいオシャレってわけでもないんだけど、無地のTシャツに、半袖のパーカーを羽織って、普通のジーパンを履いて。
いや、ほんとダメだと思う。これは。
こんなにシンプルなのにこんなにかっこいいって、どういうことよ。
絶対道行く人の視線を集めたんだろうなぁ…。
って、のんきなことを考えてる場合じゃないんだけど。
「な、夏祭り行けなくなっちゃうよ…?」
「別にそれでもいいけど」
「うっ、で、でも…」
早く離れてくれないと、心臓がっ…。