私の彼氏は無関心な僕系男子
「ねー!島野くんと同じ班になったりしたらどーしよー!」
「やばいやばい!島野くんと沖縄一緒にまわれるんでしょ!?」
「ほんとだよね!ちょっと島野くんの彼女気分味わえたりして~!」
「きゃーっ!最高!」
聞こえてる聞こえてる。
全部聞こえてますよ。
一応、彼女は私なんだけどなぁ…。
そんな会話を、純香も聞いていたようで
。
「ま、すべては運命次第よね」
「そーなんだよね~」
だぁ~っと机になだれこむ。
「運って……どうすることもできないんだよね……
私、いい方でも悪い方でもないし………」
「だから祈っときなって」
「そ、そうだね!」
「蒲原なんてさっきからずっとあそこで鬼の形相してるわよ」