私の彼氏は無関心な僕系男子



「ねー!島野くんと同じ班になったりしたらどーしよー!」



「やばいやばい!島野くんと沖縄一緒にまわれるんでしょ!?」



「ほんとだよね!ちょっと島野くんの彼女気分味わえたりして~!」




「きゃーっ!最高!」






聞こえてる聞こえてる。

全部聞こえてますよ。


一応、彼女は私なんだけどなぁ…。







そんな会話を、純香も聞いていたようで





「ま、すべては運命次第よね」




「そーなんだよね~」





だぁ~っと机になだれこむ。





「運って……どうすることもできないんだよね……


私、いい方でも悪い方でもないし………」





「だから祈っときなって」





「そ、そうだね!」





「蒲原なんてさっきからずっとあそこで鬼の形相してるわよ」







< 238 / 292 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop