★☆限りなく遠い星☆★
「さあ、ちょっと位置を変えてみましょう」
「ポイントフィックスD1」
「ポイントフィックスD1ニ向カイマス」
飛行艇がさらに右旋回をして、ステイションの裏側に回ると、通信タワーステイションの影からキラキラ光る恒星が現れた。
「ここにも太陽があるんですね」
「あれは人工太陽よ。あれのおかげでこの星雲ステイションや、ここから一番近いアノイ星にも昼と夜があるの」
「人間が太陽を創ったんですか?」
「ええ、これまでの科学技術を結集してようやく完成したの。でも、まだまだ自然の力で生まれた恒星にはかなわないわ」
「ふーん、それでもすごすぎる。あっ、あそこに大きな宇宙船が見えますね」
「あれは銀河系連絡船。あれで、銀河系ステイションまで行くの。時間はかかるけど、そこまでいったら地球までわけはないわね」
「えー。あれで帰れるんですか」
「さあ、そろそろ戻りましょう。バックトウタワー」
エツミは操縦席のロボットに命じた。
「タワーニ戻リマス」
「ビッキー127、こちらは進入管制です。第5進入航路クリアです」
進入管制の声がヘッドセットのイヤホーンから聞こえてきた。
「ビッキー127、第5進入航路ヨリ進入シマス」操縦ロボットが応えた。
「ポイントフィックスD1」
「ポイントフィックスD1ニ向カイマス」
飛行艇がさらに右旋回をして、ステイションの裏側に回ると、通信タワーステイションの影からキラキラ光る恒星が現れた。
「ここにも太陽があるんですね」
「あれは人工太陽よ。あれのおかげでこの星雲ステイションや、ここから一番近いアノイ星にも昼と夜があるの」
「人間が太陽を創ったんですか?」
「ええ、これまでの科学技術を結集してようやく完成したの。でも、まだまだ自然の力で生まれた恒星にはかなわないわ」
「ふーん、それでもすごすぎる。あっ、あそこに大きな宇宙船が見えますね」
「あれは銀河系連絡船。あれで、銀河系ステイションまで行くの。時間はかかるけど、そこまでいったら地球までわけはないわね」
「えー。あれで帰れるんですか」
「さあ、そろそろ戻りましょう。バックトウタワー」
エツミは操縦席のロボットに命じた。
「タワーニ戻リマス」
「ビッキー127、こちらは進入管制です。第5進入航路クリアです」
進入管制の声がヘッドセットのイヤホーンから聞こえてきた。
「ビッキー127、第5進入航路ヨリ進入シマス」操縦ロボットが応えた。