★☆限りなく遠い星☆★
まだ幼い表情ののこる新人クルー全員が目を輝かせている。
「ワープブースター、スタンバイ」
木村がシンジに報告した。
「よし、行くぞ。到達目標WL101。ワープブースター起動!」
「ワープブースター起動します」
コントロールパネルの青色ボタンスイッチが押され、ゴーッという轟音が艇全体に響いた。
新人クルーたちは一斉にコクピットの窓の外を見た。いままで同じ位置に停止していた無数の星が急に白い直線状になって後方に飛び去る。
自分の身体のなかを幾つかの星が突き抜けていく、そんな重圧感を新人クルー全員が感じていた。
「あーっ」
突然、新人クルーの一人が声を上げた。
その重圧にこらえきれなくて思わず声が出たのだろう。
頭の中が真っ白になり、身体全体を背もたれにギューっと押し付けられたまま宙に浮いている感じがした。
そのうち白い直線となって後方に流れ去っていた無数の星の動きがだいぶ鈍くなり、やがてゆっくりとした動きに変わった。
監視ミッション・スペシャリストのリンダ・ハンスンがシンジに報告した。
「WL101です」
「着いた」とシンジが新人クルーたちに言った。
「ワープブースター、スタンバイ」
木村がシンジに報告した。
「よし、行くぞ。到達目標WL101。ワープブースター起動!」
「ワープブースター起動します」
コントロールパネルの青色ボタンスイッチが押され、ゴーッという轟音が艇全体に響いた。
新人クルーたちは一斉にコクピットの窓の外を見た。いままで同じ位置に停止していた無数の星が急に白い直線状になって後方に飛び去る。
自分の身体のなかを幾つかの星が突き抜けていく、そんな重圧感を新人クルー全員が感じていた。
「あーっ」
突然、新人クルーの一人が声を上げた。
その重圧にこらえきれなくて思わず声が出たのだろう。
頭の中が真っ白になり、身体全体を背もたれにギューっと押し付けられたまま宙に浮いている感じがした。
そのうち白い直線となって後方に流れ去っていた無数の星の動きがだいぶ鈍くなり、やがてゆっくりとした動きに変わった。
監視ミッション・スペシャリストのリンダ・ハンスンがシンジに報告した。
「WL101です」
「着いた」とシンジが新人クルーたちに言った。