★☆限りなく遠い星☆★
「いいだろう。それから垂直翼と着陸装置が格納されているかどうかをパネル・ディスプレイで確認する。これとこれだ」
シンジの指し示したパネル・ディスプレイには航宙艇コンドルの姿が映し出されていた。
「はい、垂直翼と着陸装置は確かに格納されています」
シンジが示すチェック項目をひとつひとつヒロキが確認する。
「よし、最後は蓄熱エネルギーだ。蓄熱エネルギーのレンジが100パーセントになったかどうか確認するんだ」
「はい、蓄熱エネルギーのレンジは今100パーセントを示しました」
「よし、それではワープ開始だ。いいか、行くぞ」
「はい」
ヒロキは緊張のあまり身体がこちこちになっている。
「ワープブースター、スタンバイ」木村の声がヘッドセットから伝わってきた。
「よし、到達目標WL357。ワープブースター起動」
「ワープブースター起動します」
機関コントロール・パネルを見つめていた木村がパネルの青色ボタンスイッチを押した。
ゴーッと音がして、ヒロキの身体は座席の背もたれに張り付いた。
コクピットの遥か前方にあった無数の星が前面ウインドウいっぱいに迫り、白い幾筋もの線となって後方に飛び去った。操縦キャビン内の後ろの席に座って見ているのとはわけが違う。コクピットの副操縦士席で見るすぐ目の前のウインドウの光景にヒロキは圧倒された。
シンジの指し示したパネル・ディスプレイには航宙艇コンドルの姿が映し出されていた。
「はい、垂直翼と着陸装置は確かに格納されています」
シンジが示すチェック項目をひとつひとつヒロキが確認する。
「よし、最後は蓄熱エネルギーだ。蓄熱エネルギーのレンジが100パーセントになったかどうか確認するんだ」
「はい、蓄熱エネルギーのレンジは今100パーセントを示しました」
「よし、それではワープ開始だ。いいか、行くぞ」
「はい」
ヒロキは緊張のあまり身体がこちこちになっている。
「ワープブースター、スタンバイ」木村の声がヘッドセットから伝わってきた。
「よし、到達目標WL357。ワープブースター起動」
「ワープブースター起動します」
機関コントロール・パネルを見つめていた木村がパネルの青色ボタンスイッチを押した。
ゴーッと音がして、ヒロキの身体は座席の背もたれに張り付いた。
コクピットの遥か前方にあった無数の星が前面ウインドウいっぱいに迫り、白い幾筋もの線となって後方に飛び去った。操縦キャビン内の後ろの席に座って見ているのとはわけが違う。コクピットの副操縦士席で見るすぐ目の前のウインドウの光景にヒロキは圧倒された。