★☆限りなく遠い星☆★
「はい、それではコンドルをそちらに派遣することにします。クルーはこちらで決めてもよろしいでしょうか?」

「そうしてくれ。なるべく早く頼む」

「わかりました。すぐに準備します」

ミカサ長官の顔がスクリーンから消えると、イワノフ司令官はシンジの方に向きを変えて言った。

「聞いたとおりだ。シンジ、行ってくれるか」

「はい、おっしゃるとおりにします。ああ、新人クルーの四人ですが、途中でワープの訓練にもなりますので一緒に連れて行きたいと思います」

「クルーについてはすべてまかせる。いそいで準備してくれ」

「はい。では、早速準備にかかります」

輸送タワーでは、四人の新人クルーが航宙艇を見ながら何か話し合っている、

「この航宙艇で地球まで行ってみたいな」とヒロキ。

「きっと行けるさ。いや、絶対に行く」トムが言った。

  その時、ポーンとチャイムの音がして格納庫内にシンジの声が響き渡った。
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