★☆限りなく遠い星☆★
出発
4.出 発
アノイ星から戻った夕とダイジュは、航宙艇を降りたあとカフェテリアに入りのどを潤していた。そこへ二人を待っていたエツミが近づいてきた。
「夕さん、お帰りなさい。ダイジュから連絡があったけど、大変な目にあったんですって?」
「はい、でも、だいじょうぶです」
「よかったわ。怪我も無さそうだし。あれ?猫ちゃんは?」
「それがー、またどこかに消えちゃってー」
「不思議な猫ね。まるで、あなたを守っているみたい」
「ええ、でも、急に居なくなったりして、心配ばかりかけているんです」
夕は口を尖らせてエツミに言った。ナオっちはいったい何処で遊んでいるのやら。
「もしかすると、ナオっちはプランテイションタワーで遊んでいるかもしれないわね。あそこにはナオっちのお友達もたくさん居るから」
「はー。そんな所があるんですか?」
「ええ、また次の機会にダイジュに案内してもらいましょ。ダイジュ又お願いね」
「はい、わかりました。それでは私はこれで失礼します。夕さん、またお会いしましょう」
ダイジュの透きとおった目で見つめられた夕は、ちょっと切なさを感じながらも、
「ありがとう、ダイジュさん。またお願いします」
と言って別れた。
アノイ星から戻った夕とダイジュは、航宙艇を降りたあとカフェテリアに入りのどを潤していた。そこへ二人を待っていたエツミが近づいてきた。
「夕さん、お帰りなさい。ダイジュから連絡があったけど、大変な目にあったんですって?」
「はい、でも、だいじょうぶです」
「よかったわ。怪我も無さそうだし。あれ?猫ちゃんは?」
「それがー、またどこかに消えちゃってー」
「不思議な猫ね。まるで、あなたを守っているみたい」
「ええ、でも、急に居なくなったりして、心配ばかりかけているんです」
夕は口を尖らせてエツミに言った。ナオっちはいったい何処で遊んでいるのやら。
「もしかすると、ナオっちはプランテイションタワーで遊んでいるかもしれないわね。あそこにはナオっちのお友達もたくさん居るから」
「はー。そんな所があるんですか?」
「ええ、また次の機会にダイジュに案内してもらいましょ。ダイジュ又お願いね」
「はい、わかりました。それでは私はこれで失礼します。夕さん、またお会いしましょう」
ダイジュの透きとおった目で見つめられた夕は、ちょっと切なさを感じながらも、
「ありがとう、ダイジュさん。またお願いします」
と言って別れた。