★☆限りなく遠い星☆★
「蓄熱装置起動!」
「誘導蓄熱装置起動します」と木村が応答した。
艇内にブーンという低い音が響き、艇内に緊張感が漂った。
コパイロット(副操縦士)席のヒロキは目の前の計器パネルをじっと見つめている。夕はなんとなく不安な気分になった。
1号艇キャプテンのジョーからスタンバイの連絡がシンジの元に入ると、シンジはミカサ長官に報告した。
「1号艇、2号艇とも準備完了です」
「よし、1号艇、2号艇ワープ開始」
ゴーッという音が周囲を震わし、青白い光を残して1号艇と2号艇がその姿を消すと、その後に再び静寂がもどった。
まもなく3号艇、4号艇のキャプテンからワープブースター準備完了の知らせがシンジのもとに入った。
「3号艇、4号艇スタンバイです」シンジがミカサ長官に報告した。
「よし、3号艇、4号艇ワープ開始」
3号艇、4号艇の順に轟音とともに青白い光を残して視界から消えた。
しばらくして、通信ミッション・スペシャリストのマイクから報告がきた。
「1号艇からの通信を受信しました。NX492に到着したそうです。ワープエネルギー蓄積完了次第2号艇とともにレオ132に向かうとのことです」
「よし、急ぐように伝えてくれ」とミカサ長官。
「はい、ただちに伝えます」
エツミと夕はハラハラしながら、やつぎばやに指示を出すミカサ長官を見ていた。
「ワープブースター、スタンバイです」木村から報告が来た。
「装置に異常はありません」
とヒロキが計器パネルを見ながらシンジに伝えた。
「よし、ワープブースター起動」
ゴーッという音とともに司令艇全体が青白い光に包まれ、次の瞬間、窓の外の星がいっせいに白い帯となって後方に流れた。
夕は両腕でナオっちをしっかりと抱きしめている。自分の体温とナオっちのぬくもり以外、何も感じられなかった。
「誘導蓄熱装置起動します」と木村が応答した。
艇内にブーンという低い音が響き、艇内に緊張感が漂った。
コパイロット(副操縦士)席のヒロキは目の前の計器パネルをじっと見つめている。夕はなんとなく不安な気分になった。
1号艇キャプテンのジョーからスタンバイの連絡がシンジの元に入ると、シンジはミカサ長官に報告した。
「1号艇、2号艇とも準備完了です」
「よし、1号艇、2号艇ワープ開始」
ゴーッという音が周囲を震わし、青白い光を残して1号艇と2号艇がその姿を消すと、その後に再び静寂がもどった。
まもなく3号艇、4号艇のキャプテンからワープブースター準備完了の知らせがシンジのもとに入った。
「3号艇、4号艇スタンバイです」シンジがミカサ長官に報告した。
「よし、3号艇、4号艇ワープ開始」
3号艇、4号艇の順に轟音とともに青白い光を残して視界から消えた。
しばらくして、通信ミッション・スペシャリストのマイクから報告がきた。
「1号艇からの通信を受信しました。NX492に到着したそうです。ワープエネルギー蓄積完了次第2号艇とともにレオ132に向かうとのことです」
「よし、急ぐように伝えてくれ」とミカサ長官。
「はい、ただちに伝えます」
エツミと夕はハラハラしながら、やつぎばやに指示を出すミカサ長官を見ていた。
「ワープブースター、スタンバイです」木村から報告が来た。
「装置に異常はありません」
とヒロキが計器パネルを見ながらシンジに伝えた。
「よし、ワープブースター起動」
ゴーッという音とともに司令艇全体が青白い光に包まれ、次の瞬間、窓の外の星がいっせいに白い帯となって後方に流れた。
夕は両腕でナオっちをしっかりと抱きしめている。自分の体温とナオっちのぬくもり以外、何も感じられなかった。