運命の人はだ〜れ?
じゃない…

あたしは…
1年前に、彼氏がいた。
幼なじみで、いつも一緒にいたけど、向こうに告白されて、あたしも、一緒にいたいと、思えたから付き合った。


でも、付き合うと、前と違ってギクシャクしちゃって、結局別れた…
でも、あたしは大好きだった。
別れたくなかった。
悲しくて涙が出るほど、寂しかった。

もう、彼氏は、いいと思ってたけど…

この気持ちは、好きになってしまう気持ちだ…

ヤバイ。どしよ。

「ん?どうかした?大丈夫?」

「……」

「あ!ごめん!今日、ゆあんちに行くんだった!」

「……そうなんだ」

残念そうな顔をして、見つめてくる。

ヤダ。そんな顔して見ないでよ…

もう、あんな悲しい思いしたくない…

あたしは、その場を走って逃げた。

「川中さん!」

ごめん。これ以上いたら、おかしくなっちゃう。
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