恋愛禁止(ホラー)
それからあたしたちは寮の近くにある喫茶店に来ていた。
以前のように門限に間に合わないと、今度こそ締め出されてしまいそうだから近場にしたのだ。
喫茶店の一番奥の席に向かい合って座り、それぞれ注文をする。
「で、今日はどうかした?」
注文を終えた後、竜季がそう切り出した。
実は今日竜季を呼びだしたのはあたしの方。
あの噂について竜季がなにか耳にしていないか確認するためだった。
「あのね竜季。松林高校の噂について知っていることってなにかある?」
「学校の噂……?」
竜季は眉間にシワを寄せ、それから記憶をたどるように視線を天井へと向けた。
以前のように門限に間に合わないと、今度こそ締め出されてしまいそうだから近場にしたのだ。
喫茶店の一番奥の席に向かい合って座り、それぞれ注文をする。
「で、今日はどうかした?」
注文を終えた後、竜季がそう切り出した。
実は今日竜季を呼びだしたのはあたしの方。
あの噂について竜季がなにか耳にしていないか確認するためだった。
「あのね竜季。松林高校の噂について知っていることってなにかある?」
「学校の噂……?」
竜季は眉間にシワを寄せ、それから記憶をたどるように視線を天井へと向けた。