恋愛禁止(ホラー)
☆☆☆

それから2人でお風呂の準備をして、脱衣所へ来ていた。


その間いろはちゃんはあたしのためにわざと面白い話をして、笑わせてくれていた。


大丈夫、大丈夫。


噂の信憑性は薄いんだし、今日はいろはちゃんがついてる。


「さ、入ろうツムギちゃん」


キュッとあたしの手を握るいろはちゃん。


その暖かさに不安が一気に取り除かれていく。


「うん……」


お風呂のドアを開けると湯気が2人の体を包み込む。
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