恋愛禁止(ホラー)
☆☆☆
2人でそっと図書室を出て、校舎の外へ向かう。
さっきチャイムが鳴ったばかりだから廊下にはまだ生徒たちの姿があった。
「走るぞ、ツムギ」
竜季があたしの手を握り、走り出す。
教室へ向かう生徒たちの間を縫って玄関へと向かう。
途中担任の先生とすれ違いそうになって焦ったけれど、ギリギリのところで身を隠した。
息を切らしながら校門を出ると、ようやく落ち着いて歩調を緩めることができた。
「竜季、その格好で図書館へ行くの?」
「いや、さすがにバレるだろ。一旦男子寮に戻れたらいいけれど……」
でも、寮へ戻ると伊達先生に見つかる可能性が高い。
どうしよう……。
校門から離れ、立ち止まる。
2人でそっと図書室を出て、校舎の外へ向かう。
さっきチャイムが鳴ったばかりだから廊下にはまだ生徒たちの姿があった。
「走るぞ、ツムギ」
竜季があたしの手を握り、走り出す。
教室へ向かう生徒たちの間を縫って玄関へと向かう。
途中担任の先生とすれ違いそうになって焦ったけれど、ギリギリのところで身を隠した。
息を切らしながら校門を出ると、ようやく落ち着いて歩調を緩めることができた。
「竜季、その格好で図書館へ行くの?」
「いや、さすがにバレるだろ。一旦男子寮に戻れたらいいけれど……」
でも、寮へ戻ると伊達先生に見つかる可能性が高い。
どうしよう……。
校門から離れ、立ち止まる。