恋愛禁止(ホラー)
そして数十分後。
時々生徒が亡くなったと知らせる記事はあるものの、そのどれもが事故死と断定できるものばかりだった。
2人のように並んで名前が書かれている不審死は見当たらない。
お姉さんの言っていたことはただの噂かしら……。
そう思いかけたときだった。
ファイル内のある1ページだけが少し分厚く感じて、あたしは首をかしげた。
「どうしたツムギ」
「このページ、なんだか他のページより分厚くない?」
そう言い、1ページだけ竜季に手渡す。
すると竜季はページの角を指先ではじき「これ、二枚重なっているんじゃないか?」と、言った。
時々生徒が亡くなったと知らせる記事はあるものの、そのどれもが事故死と断定できるものばかりだった。
2人のように並んで名前が書かれている不審死は見当たらない。
お姉さんの言っていたことはただの噂かしら……。
そう思いかけたときだった。
ファイル内のある1ページだけが少し分厚く感じて、あたしは首をかしげた。
「どうしたツムギ」
「このページ、なんだか他のページより分厚くない?」
そう言い、1ページだけ竜季に手渡す。
すると竜季はページの角を指先ではじき「これ、二枚重なっているんじゃないか?」と、言った。