恋愛禁止(ホラー)
平穏な日々の先に
それから数日後。


あたしは変わらぬ学園生活を続けていた。


竜季と別れてからはあの女性を見ることはパッタリとなくなり、徐々にお風呂場への恐怖心も薄れつつあった。


同じ学校だから時折竜季とすれ違うことはあるけれど、もう互いに声をかけることはない。


すれ違う瞬間、偶然目が合った瞬間。


あたしの胸は張り裂けそうなほど痛み、その苦痛に何度も涙を流していた。


あたしはまだ竜季の事が好きだ。


だけど、それはもう二度と伝えることのできない気持ちになっていた。


そして、それから更に数か月がたった時のことだった……。

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