恋愛禁止(ホラー)
親の反対の末に…
「先生教えてください!『アイツ』って一体誰なんですか!?」
なんとか部屋の中に踏みとどまり、あたしはそう言った。
その瞬間部屋の中が静まりかえる。
伊達先生は目を空中に泳がせ、頬に汗が流れていた。
「……お願いします伊達先生」
静かな声でそう言うと、伊達先生は力がぬけたようにその場にストンッと座り込んだ。
「……本当に聞きたいのか」
「……はい。いろはちゃんのためにも、これからの生徒たちのためにも、この状況を変えたいんです」
「そうか……。聞いた後に後悔するなよ」
伊達先生の言葉にあたしは生唾を飲み込み、そして小さくうなづいたのだった。
なんとか部屋の中に踏みとどまり、あたしはそう言った。
その瞬間部屋の中が静まりかえる。
伊達先生は目を空中に泳がせ、頬に汗が流れていた。
「……お願いします伊達先生」
静かな声でそう言うと、伊達先生は力がぬけたようにその場にストンッと座り込んだ。
「……本当に聞きたいのか」
「……はい。いろはちゃんのためにも、これからの生徒たちのためにも、この状況を変えたいんです」
「そうか……。聞いた後に後悔するなよ」
伊達先生の言葉にあたしは生唾を飲み込み、そして小さくうなづいたのだった。