恋愛禁止(ホラー)
そう言いながら、あたしたちは風呂場へと足をふみいれた。
浴槽の中を覗き込むと、苦痛に顔をゆがめて絶命していたいろはちゃんの姿が浮かんでくる。
あたしは下唇を噛みしめて浴槽から目をそむけた。
そしてポケットの中に入れたままにしてあった小さなネジを取り出す。
「そのネジはなんだ?」
「ここの鏡のネジです。なぜだか自然と取れてしまって……」
あたしはそう答え、右手をのばしてそっと鏡に触れてみた。
特に変わったところは見られない、ごく普通の鏡だ。
しかし……。
カタッ。
手を離した瞬間鏡が少しだけ音を立てたのだ。
「え?」
浴槽の中を覗き込むと、苦痛に顔をゆがめて絶命していたいろはちゃんの姿が浮かんでくる。
あたしは下唇を噛みしめて浴槽から目をそむけた。
そしてポケットの中に入れたままにしてあった小さなネジを取り出す。
「そのネジはなんだ?」
「ここの鏡のネジです。なぜだか自然と取れてしまって……」
あたしはそう答え、右手をのばしてそっと鏡に触れてみた。
特に変わったところは見られない、ごく普通の鏡だ。
しかし……。
カタッ。
手を離した瞬間鏡が少しだけ音を立てたのだ。
「え?」