恋愛禁止(ホラー)
☆☆☆
そして、付いた先は屋上へと続く階段だった。
屋上は常に締め切られているため、この階段を使う生徒は少ない。
あたしたちはそこの一番下に腰を下ろした。
「風呂場で視線を感じたって話、本当なんだろ?」
「うん。確かに感じた」
「女子寮にいる男なんて伊達先生だけじゃないか」
「それは、そうだけど……」
あたしは竜季から視線をはずして考え込む。
「まさか、相手は女だと思ってんのか?」
「そ、そういうワケじゃないけど……可能性はあるよね? 恋愛は自由なんだし」
そう言うと、竜季は困ったように前髪をかきあげた。
そして、付いた先は屋上へと続く階段だった。
屋上は常に締め切られているため、この階段を使う生徒は少ない。
あたしたちはそこの一番下に腰を下ろした。
「風呂場で視線を感じたって話、本当なんだろ?」
「うん。確かに感じた」
「女子寮にいる男なんて伊達先生だけじゃないか」
「それは、そうだけど……」
あたしは竜季から視線をはずして考え込む。
「まさか、相手は女だと思ってんのか?」
「そ、そういうワケじゃないけど……可能性はあるよね? 恋愛は自由なんだし」
そう言うと、竜季は困ったように前髪をかきあげた。