桜散る夢 ~愛を誓う~



零「っ...ってぇ。


ここは...?」


目をさますと、見知らぬ天井が


視界に入った。


?「手荒な真似をして悪かったにゃ。


俺は才谷梅太郎じゃ!」


声のした方を向けば、見覚えのある顔。


零「才谷...?


まるで坂本龍馬の偽名だな。」


零は日本史が好きで、


特に幕末辺りはかなりの知識があった。


零が坂本龍馬の名前を出すと、


その男は目を丸くして懐に手を入れた。


零「なぜ貴様は着物を着ている。


今時そのような格好...?






今時何年だ?」

才谷「何言ってるにゃ?





今は















元治元年にきまっとうきに。」




零(元治...?


つまり、江戸時代......。)



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