桜散る夢 ~愛を誓う~
零「夢、か......。
......っ!!」
目をさますと、部屋は真っ暗だった。
頭では分かっていたが、
あの夢を見たあとでの暗闇は、
零を落ち着かせることはできない。
零(いやだ!
来る......。
真兄が、来る!!)
体は震え、
思わず零は屋敷を飛び出した。
零「っ、はっ...はっ...。」
走りすぎたのか
気がつけば息が上がり、
見知らぬ寺の前にいた。
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