桜散る夢 ~愛を誓う~



沖田「っ?!

一体何処に...!!」


不意に感じた気配に、

沖田はあわてて反応した。


互いの竹刀からきしむ音が鳴る。


沖田「くっ!見えませんでしたよ。

気配が無ければ負けてましたよっ!

君は何者ですかっ!...」


零「...さぁな。」


沖田「っ?...君は、一体...」


沖田の質問を流して

目を向けずに声をかけた。


零「なぁ、土方。

俺の寝床ってどうなるんだ?」


土方「あぁ?

んなの、他の隊士どもと

一緒に決まってんだろ!」


零「(結核が移っちまうじゃねぇか...)

ちっ...。おぃ、土方。」


土方「んだよ。つーか、

俺を呼び捨てにすんじゃねぇ!

それに敬語を使いやがれ!

てめぇは部下だぞ?!」


零「ちっ、だりーな。土方・さ・ん!

俺が沖田さんに勝ったら、

一人部屋をいただけませんか?」




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