桜散る夢 ~愛を誓う~



土方「はぁ?!

何でてめぇなんかに

小部屋を与えなきゃなんねぇんだ!」


零「理由なんてどうでもいいだろ...

別に変な行動はしませんよ。

見張り付いてるだろうし...。」


土方「(何だこいつ...

ふつーに怪しいだろ。

わざわざ一人にさせられっかよ!)」


沖田「え~、良いじゃないですか。

俺、負ける気無いですし。」


零「沖田さんもこう言ってますが、

どうですか?土方さん。」


零は土方の心を読みつつ、

挑発するように言った。


土方「ちっ、分かったよ。

おい、総司。

てめぇが言ったんだからな。

ねぇとは思うが、負けるなよ。」


沖田「はい。それじゃ、

鬼さんに怒られたくはないので

手は抜けませんよ?」


零「契約成立...

んじゃ、ちょーっと本気出しますか。」


沖田の挑発を軽くながし、

竹刀を刀で言う鞘に納めたかたちで

腰を低くする。


しかし、竹刀は右の腰だ。


零「どーぞ。

いつでも掛かってきてください。」


斎藤「なっ!!」


沖田「君...」


零の構えば、

いわゆる





居合いの構えだ。


しかも、まれに見る左構え。



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