新と滅、創造と破壊。
サイクル
サイクルという言葉をご存知でしょうか?
サイクルの意味は他にもありますが、ここでは「循環」と「その過程」
の二つの意味で捉えていただければ、このエッセイは読みやすいでしょう。
タイトルからもう内容の憶測がついている方もいるんじゃないでしょうか。
このエッセイ、簡単に言ってしまえば『全ての動き方』を説明しています。
それではまず、こちらの文を読んでください。
一人暮らしの女性が買い物をしに近所のスーパーへ出かけていきました。
彼女は今晩の食事の買い物に2500円使いました。
その帰り道、彼女は久しぶりに悪友と会いました。
二人は時間を忘れて、楽しく昔話なんかをしていました。
気がつけば、もう日が沈みそうです。
「あ、やばい!もう晩御飯の時間じゃん!」
「あ~らら、早く帰りなよ。」
そうして、彼女はずいぶん遅れた晩御飯を食べました。
さて、問題です。
彼女はこの文の中で何を失っているでしょうか?
答えはひとつだけではありません。
考える必要もありません。
さあ、答えを発表しましょう。
答えは
お金、時間、体力、気力、etc...
お金と時間はわかったかもしれませんね。体力は時間とともに必ず失われるものです。
気力は、人間に出来事があったときに変化します。
この文の女性は、時間に遅れてご飯を食べているので、結果的に気力は失われています。
では、本題に入りましょう。
このエッセイで私が言いたいこと、それは
何かを生み出すときには、何かが滅びている、失われているということです。
それとサイクルの関係、それは次章でお話しましょう。