ずっと、好きでいる。
「・・・・・・・・・・・大貴はまだ出張から帰ってきてない設定だから、ワタシは一緒に帰れないけど、明日は2人の家に帰るから。 優貴くん、一応病み上がりなんだし、さっさと帰って早めに寝な」
『子どもが外で遊ぶ時間じゃない』と言いながら、藍がブランコから立ち上がった。
「・・・・・・・・・・・病み上がりの人間に靴拾わせに行かせといて・・・・・・・」
『てか、『くん』いらないし。 呼び捨てでいいし』優貴が恥ずかしそうにボソボソ喋る。
優貴も藍に負けず劣らずの照れ屋さんだ。
なんて愛くるしいのだろう。
優貴の様子に目を細めていると
「・・・・・・・・・・・・藍?? そんな所で何してるの??」
藍を呼ぶ誰かの声がした。