ずっと、好きでいる。
リビングへ急ぎ、ドアを開けると
「おはよう、大貴。 どうしたの?? そんなに急がなくても、まだ時間余裕あるよ??」
エプロン姿の藍が、ダイニングテーブルに朝食を並べていた。
「・・・・・・・・・・・・良かった。 夢じゃなかった」
思わずその場にへたり込む。
てゆーか、何コレ。 何この幸せ絵図。
「もう。 何やってんの、大貴。 そんなトコに座ってないで顔洗って着替えて来なよ。 朝ゴハン出来たから」
藍がそんなオレの腕を引っ張り上げて立たせようとした。
だから、逆に藍の腕を引っ張って、おはようのキスを。
だって、今優貴、自分の部屋にいるし、昨日出来なかったし。
「おはよう、藍」
唇を離して藍に朝の挨拶を。
「~~~~~~~~ばか。 優貴に見られたらどうすんの!!」
真っ赤な顔の藍に怒られてしまったけれど、これからこんな朝が続いていくのかと思うと、胸が高鳴ってしょうがない。 幸せすぎて仕方がない。