ずっと、好きでいる。
ボクらの家族。
----------------幸せな結婚式は終わり、新婚旅行も楽しいまま終了。
また、藍と優貴とオレの3人の生活が始まった。
些細なケンカはあるけれど、それでも楽しい生活。
そんな日々が暫く続いたある日
「・・・・・・・・・・・・大貴、あのね」
いつも通り1日が終わり、ベッドに転がり眠りにつこうとしていたオレに、藍が少しトーンを落とした声で話掛けた。
藍が真面目な話をしようとしている。 声色ですぐ分かった。
「どうした?? 藍」
身体を起こし、藍と向き合うと
「・・・・・・・・・・赤ちゃんが出来ました。 2ヶ月だって」
藍が嬉しそうに、でも少し顔を強張らせながらオレの顔を見た。
「・・・・・・・・・・・ホントに?? ホントに!?? 藍ー!! 嬉しいよー!!」
驚きと嬉しさ余って藍に抱きつくと
「うん。 ワタシも嬉しいよ。 凄く嬉しい」
藍がそんなオレの背中を擦った。
「・・・・・・・・・・・・でも、優貴に話すのはもう少し待って欲しい」
凄く嬉しいと言った藍は、手放しでは喜んでいない様だった。