ずっと、好きでいる。








「・・・・・・・・・・・・・え。 まじなん?? ソレまじなん!?? 男の子??女の子?? 名前とか決めた?? ヤバイね!! オレ、一気にテンション上がったわ!!」








予想以上に喜びを爆発させた優貴が、オレの正面から藍の傍に移動して行った。








最近の優貴は、以前より子どもらしい振る舞いをする事が増えた様な気がする。








「・・・・・・・・・・ホントは、優貴にはもう少し黙っておこうと思ったの。 だけど、『それは違うんじゃないの??』って大貴が諭してくれてね」








藍が優貴の頭を優しく撫でると、優貴は眉間に皺を寄せながら藍を見上げた。








「・・・・・・・・・・・なんで??」








「・・・・・・・・・・・赤ちゃんてさ、どんなに大事に大事にしていても、元気に生まれてくる事が出来なかったりするんだよ。 そうなった時に、優貴に悲しい思いをさせたくないって藍が言っててさ」








オレの言葉に、案の定優貴が顔を顰めた。








「・・・・・・・・・・・信用ないんだね、オレ」








「そうじゃない。 藍はそういうヤツじゃない。 藍さ、本当に優貴の事が大好きで大切で仕方ないんだよ。 優貴を喜ばせておいて悲しい思いをさせたくなかっただけなんだよ。 分かるよな??」







優貴の目を見つめると、優貴が静かに頷いた。








優貴だって同じ。 優貴だって、藍の事が大好きで大切で仕方ないんだ。
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