ずっと、好きでいる。
「あったよー」
優貴が紙とペンを持ってリビングに戻って来た。
「じゃあ、男の子と女の子の名前、2つ考えよう」
優貴から紙とペンを受け取り、藍と優貴に配る。
『何が良いかなー』と藍と2人で悩んでいると
「オレは、男でも女でもこの名前押し」
優貴が迷いなくサラサラと紙にペンを走らせた。
そして『ハイ』藍にそれを見せる優貴。
優貴が見せた紙に、藍は目を輝かせて
「ハイ!! 決定!! 大貴、もう考えなくてイイよ」
藍はオレの意見も聞かずに即決し、オレの手から勝手にペンを引き抜いた。