ずっと、好きでいる。
「・・・・・・・・・・・何もないよ。 学校、1人で大丈夫。 1人で行って来る」
優貴が笑顔を取り繕って立ち上がった。
優貴の様子が明らかにおかしい。
「・・・・・・・・・・・学校に行ったら教科書はあるの?? もしないんだったら、学校に行く意味なんかないよね?? 学校に行く道のりで、教科書を手にする手立てを思いつく事はないと思うよ」
藍がリビングを出て行こうとした優貴の手を掴んだ。
「・・・・・・・・・・・・」
言い訳の余地さえ残さない藍の言葉に、優貴はただ俯いた。
「・・・・・・・・・・・・言ってよ、優貴。 ワタシは優貴の味方でしょう?? ワタシは、甘えは許さないけど協力は惜しまない。 優貴が困ってるなら、いつだって手を貸す」
口を噤む優貴の腕を、藍が揺すった。
優貴が助けを求める様にオレの方に目を向けた。
「・・・・・・・・・・・男同士で話すか?? 優貴」
そんな優貴に助け舟を出すと、優貴が『コウコク』と激しく首を上下に動かした。
優貴には、オレには聞かせられても、藍の耳には入れたくない話があるらしい。